中学教師で年収1000万は可能なの?教員の収入事情について徹底解説
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中学教師で年収1000万は可能なの?
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教員はどういった形で給与が増えるの?
など中学教師の収入事情について知りたい人は多いでしょう。
そこで本記事では、中学教師が年収1000万を稼げるのかについて徹底解説します。
本記事は以下のような人にオススメです
中学教師になるデメリットも解説するので「教員について知りたい」という人も、ぜひ最後までご覧ください。
中学教師で年収1000万は稼げるが若いと難しい
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結論、中学教師として年収1000万を稼げる可能性はありますが【校長】や【教頭】などの役職に就ければです。
年齢が若いと就けない役職なので、中学教師では20代や30代で年収1000万を稼ぐのは難しいと言えます。
実際、総務省の「地方公務員給与の実態」によると、中学教師は、42歳で平均35万5,362円を稼ぐと言われています。
そして、校長や教頭になれるのは50歳付近であると仮定すると、若くして年収1000万を稼ぐのは非常に難しいでしょう。
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そもそも、年収1000万自体が稼ぐのが困難な金額です。
関連記事「年収1000万の凄さは?」では、年収1000万を稼ぐ難しさを解説しているので、どれだけの難易度なのかを知りたい人はぜひご覧ください。
![年収1000万の凄さは?稼ぐ難易度とどれくらいの割合かについて徹底解説](https://anuincome.com/wp-content/uploads/2024/03/転職系④-イメージ-66-320x180.png)
中学教師で年収1000万を若くして稼ぐのが難しい理由
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冒頭で中学教師だと年収1000万を稼げる確率は低いことについて解説しました。
中には「なんで稼ぐのが難しいの?」と疑問に思っている人もいるでしょう。
本章では「中学教師で年収1000万を若くして稼ぐのが難しい理由」を3つ紹介します。
- 教員は年功序列制度である
- 業務に対する評価が難しい
- 副業をすると法律違反になる
なぜ中学教師が若くして高収入になりづらいかを知りたい人は必見です。
教員は年功序列制度である
20代や30代で年収を稼ぐのが難しいのは、中学教師が年功序列制度での給与体系だからです。
中学教師は【地方公務員】に部類され、国からの税金で給与が支払われている職業です。
つまり、給与体系も年齢を取っている人ほど、稼げるような仕組みになっています。
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実際、先ほども解説したように、中学教師は42歳で約35万を稼げるかが平均値です。
他の業種とは異なり、急に上がるわけではないので、年収1000万を若くして稼ぐことが難しいと言えます。
業務に対する評価が難しい
中学教師だと業務に対する評価が難しい点も、年収1000万の職業になり得ない理由です。
例えば【教師は生徒に教えること】が主な業務です。
そのため、仮に中学教師に評価制度があるとするならば、生徒がどれだけ理解したかが評価をする要素になります。
しかし、生徒の成績が良いのは【生徒が頭が良いから】であり、先生の力ではない可能性もあり得ます。
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つまり、教員の仕事は、評価しようとしても変数が多い業種なのです。
そのため、仮に年功序列が廃止されたとしても、評価制度を導入しづらいため【年齢で判断するのが良い】となりやすいと言えます。
副業をすると法律違反になる
また、中学教師は公務員なので、副業が禁止な点も若くして年収1000万を稼ぐのが難しい理由です。
実際、地方公務員法の第38条を見ても、副業は法律で禁止されていると公表されています。
第三十八条 職員は、任命権者の許可を受けなければ、商業、工業又は金融業その他営利を目的とする私企業(以下この項及び次条第一項において「営利企業」という。)を営むことを目的とする会社その他の団体の役員その他人事委員会規則(人事委員会を置かない地方公共団体においては、地方公共団体の規則)で定める地位を兼ね、若しくは自ら営利企業を営み、又は報酬を得ていかなる事業若しくは事務にも従事してはならない。ただし、非常勤職員(短時間勤務の職を占める職員及び第二十二条の二第一項第二号に掲げる職員を除く。)については、この限りでない。
引用元:地方公務員法 | e-Gov法令検索
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資産運用であれば問題ありませんが、一般的な副業は教育委員会の許可なしに行うことは法律で禁止されています。
収入が本業一本だけなので、中学教師をして年収1000万といった高年収になるのは非常に困難と言われているのです。
中学教師を年収1000万稼げるかで選ばない方がいい理由
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これまで中学教師が年収1000万を稼げるかに解説してきました。
しかし、教師をやるかをお金で判断するのはおすすめしません。
そこで本章では「中学教師を稼げるかで選ばない方がいい理由」を3つ紹介します。
- 業務が雑になり生徒から嫌われる
- 親からクレームが来る可能性がある
- 教員は非常に過酷な現場
それぞれ順に見ていきましょう。
業務が雑になり生徒から嫌われる
中学教師を稼げるかで選ばない方がいい理由として、業務が雑になる可能性があるからです。
中学教師は他の業種とは異なり、生徒という心が純粋な小さい子を相手にする仕事です。
仮に年収1000万が稼げたとしても、対話している内に「先生はぼくたちことをお金で見ている?」と無意識に感じ取られてしまいます。
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また、最悪の場合だと、先生が注意しても何も見向きもされなくなる点もリスクです。
中学教師はお金ではなく【子ども】や【教える】のが好きといった、要素で選択する方が上手くいくと言えます。
親からクレームが来る可能性がある
また、中学教師は親からクレームが来やすい職業です。
特に近年は【モンスターペアレント】と呼ばれる人が増えてきており、少しのことで学校へクレームを入れてくる親が多くいます。
仮にお金だけで中学教師になることを決意したのであれば、クレームなど精神的に嫌なことがあった時に非常に辛い思いをするでしょう。
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一方で「子どもと過ごしているのが楽しい」などの理由であれば、クレームでも心が折れずに日々頑張る活力になります。
そのため、中学教師になるかを稼げるかで判断するのはやめた方が良いと言えます。
教員は非常に過酷な現場
教員の現場は過酷な現場である点も、お金で判断しない方が良い理由です。
具体的には、教員は以下のことが珍しくありません。
- 残業は当たり前
- 休みが少ない
- 生徒を常に気にする必要がある
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中学教師はテストの採点や授業のカリキュラム設計といった、様々な業務があるので残業は当たり前の世界です。
また、生徒に楽しく学校に来てもらうために、悩んでいないかを常に気にしておかないといけません。
他の業種と比べても、非常に過酷な職種なのでお金で選ぶより、やりがいなど自分が好きかで選択した方が良いと言えます。
年収1000万を稼ぎにくいだけではない!中学教師になるデメリット
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本章では「中学教師になるデメリット」を3つ紹介します。
- 精神的に病んでしまう
- プライベートがほとんどなくなる
- 常に学び続ける必要がある
中学教師になるかで悩んでいる人はぜひ参考にしてください。
精神的に病んでしまう
中学教師のデメリット1つ目としては、精神的に病みやすいことが挙げられます。
特に中学生は思春期の真っ只中なので【喧嘩が多かったり】【授業を受けなかったり】するなど様々なことが起こり得ます。
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また、近年は少しのことでネットで炎上してしまうので、注意する際は言葉遣いに気を付けないといけません。
様々なことに注意する必要があるので、中学教師は非常にストレスがかかり、病みやすい職業と言えます。
プライベートがほとんどなくなる
また、多忙であり、ほとんど休む暇がない点もデメリットです。
中学教師はただ生徒に指導するだけでなく「どうすれば授業を理解してもらえるか」「時間通りに講座を終わらせる」など様々なことを考える必要があります。
さらに【テストの採点】や【生徒の悩み相談】もやる必要があるので、日々取り組むべきタスクが山盛りです。
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休日出勤も珍しくなく、夏休みや冬休みでも仕事をしている先生はいます。
他の業種と比べると、休みが少ないので過酷な職業と言えるでしょう。
常に学び続ける必要がある
常に学び続ける必要があるのも、中学教師になるデメリットです。
中学教師は生徒に教えることが仕事なので、授業内容への理解も子どもたちよりも詳しくなければいけません。
そのため、休日が仮にあっても、勉強をする必要があります。
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また時には、生徒の悩み相談に乗ることもあるので「どうしたら相談に乗れるか」といったことの勉強も必須です。
したがって、中学教師は様々な能力が求められるので、やりがいはありますが難しい職業と言えます。
まとめ:中学教師で年収1000万を稼ぐのは若いとほぼ不可能
![まとめ:中学教師で年収1000万を稼ぐのは若いとほぼ不可能](https://anuincome.com/wp-content/uploads/2024/04/lukas-blazek-mcSDtbWXUZU-unsplash-1.jpg)
本記事では、中学教師で年収1000万を稼げるかについて解説しました。
結論、中学教師で若くして年収1000万を稼ぐのは不可能です。
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中学教師は、公務員なので【年功序列制度】であり【副業も法律違反】になってしまうからです。
したがって、仮に若くして高年収を目指したいのであれば、他の職業に転職する必要があると言えます。