コンビニ経営している夫婦の年収は?儲かるのかについて徹底解説
コンビニ経営している夫婦の年収は?
実際のところどんなデメリットがあるの?
などコンビニ経営をして人生一発逆転や脱サラをしようとしている人は多いでしょう。
そこで本記事では、コンビニ経営をするデメリットと年収事情について徹底解説します。
本記事は以下のような人にオススメです
コンビニ経営をしようかと悩んでいる人は、ぜひ最後までご覧ください。
コンビニ経営している夫婦の年収はサラリーマンより低い
契約内容や売上にもよりますが、コンビニ経営の年収は1000万位と言われています。
ただし、あくまでも年収1000万は1店舗分の数字なので、夫婦で経営するとなると半分ほどの年収500万ほどが正確な数値になります。
夫婦でコンビニ経営をしている人の場合は、年収500万ぐらいが打倒な数字と言えるでしょう。
また、国税庁の「平均給与」によると、30歳を超えた男性の収入は513万円。
引用元:平均給与|国税庁
つまり、夫婦でコンビニ経営をしている場合の年収は、サラリーマンよりも少ない収入であると言えます。
したがって、コンビニ経営をしようとしている人は、これから話すデメリットやリスクなども考慮した選択をしましょう
コンビニ経営している夫婦の年収が低い理由
本章では「コンビニ経営をしている夫婦の年収が低い理由」を5つ紹介します。
- 競合が増えて売上が減少している
- 物価高騰による仕入の値上がり
- 消費者の購買行動の変化
- マーケティングの施策がない
- 固定費がかかりすぎる
コンビニ経営をしようか考えている人は必見です。
競合が増えて売上が減少している
コンビニ経営をしている人の夫婦の年収が低い理由は、競合が増えて売上が減少しているからです。
商売は競合が増えるほど、お客さんが分散してしまうので売上が落ちます。
そしてコンビニのビジネスモデルは薄利多売なので、商品の個数を売らないと儲かりません。
昔はセブンイレブンが1強の時代でしたが、現在は【ローソン】や【ファミリーマート】などのコンビニがいたるところにあります。
ビジネスでは競合優位性が大切ですが、正直コンビニでの差別化はほとんどできません。
結果、必然的にお客さんが減ってしまい、儲からないので収入も落ちてしまうのです。
物価高騰による仕入の値上がり
また、物価高騰で仕入価格が上がっている状況化で、値上げを容易にできない点もコンビニ経営の年収が低い理由です。
例えば、100円で仕入れて200円で販売していれば【利益は100円】です。
一方で150円仕入れで200円での販売は【利益は50円】です。
つまり、仕入価格が上がると、今まで以上に売れなければ、利益は減ってしまいます。
また、値上げしようとしても日本で「値段を上げる」とSNSで話題となり、炎上する確率が高まるだけでなく、お客さんが他の店舗に乗り変えることが起こり得ます。
特にコンビニは競合も多く、客数を下げないことを考えると安易にお金を上げられません。
したがって、儲かることができず、収入も減ってしまうのです。
消費者の購買行動の変化
また、消費者の購買行動に変化が表れているのも、コンビニ経営が厳しくなっている理由の1つです。
特に近年は女性だけでなく、男性も【肌】や【健康】に気を遣う人が多くなっている時代です。
しかし、コンビニで購入できるほとんどの商品は、日持ちを良くするために添加物が入っている商品や加工食品ばかり。
つまり、コンビニの商品は健康には悪いものが多い傾向があります。
コンビニに入店する人が減ると、売上も下がってしまうので年収が低くなっている理由と言えます。
マーケティングの施策がない
売上を伸ばすためにマーケティング施策をしようとしても、ほとんどの人に認知されていることも年収が低い理由です。
マーケティングの目的は人々に認知をさせて、購買までつなげることです。
しかし、セブンイレブンやファミリーマートなどが全国各地にあるので、コンビニを知らない人はほとんどいません。
そのため、どんなマーケティング施策をしても中々売上が伸びないどころか、取り組んだことで収入が減る可能性があります。
また「SNSを活用したい」と思っても、ブランド毀損につながることもあるので、やれることは限られるでしょう。
したがって、中々売上が伸ばせず、結果、夫婦でコンビニ経営をしている人の収入は少なくなってしまうのです。
固定費がかかりすぎる
そしてコンビニ経営をするには、固定費がかかる点も年収が低い理由です。
コンビニ経営をするには、以下のような費用が発生します。
- 人件費
- 家賃・光熱費
- 商品の仕入れ資金
特にコンビニは24時間営業が基本なので、夜間にアルバイトを雇うとなると人件費は必然的に高くなります。
加えて、商品は永遠に販売ができるわけでなく、賞味期限切れによるロスも出るので非常にやり繰りは困難です。
様々なお金がかかるので利益が残りづらく、夫婦でコンビニ経営をしている人の年収は吸くなってしまうのです。
年収だけじゃない!コンビニ経営を夫婦でするデメリット
本章では「コンビニ経営を夫婦でするデメリット」を4つ紹介します。
- プライベートの時間がなくなる
- 常に長時間労働が必要
- 食事がコンビニ飯ばかりになる
- 体調を崩しやすくなる
それぞれ順に見ていきましょう。
プライベートの時間がなくなる
コンビニ経営を夫婦でするデメリット1つ目は、プライベートの時間がなくなることです。
コンビニは他の飲食店とは異なり、基本的に年中無休で24時間営業が基本です。
つまり、アルバイトを雇うといった対策ができなければ、夫婦のどちらかがお店にはいることが必要になります。
しかし、利益が少ない店舗だと、人件費のコストカットをしないといけないので、気軽に人は雇えません。
結果、夫婦どちらかが常に店舗にいる状況となり、お互いの時間は必然的に無くなってしまうのです。
したがって、夫婦でコンビニ経営をしたいのであれば、人生の時間を一生使うほどの覚悟が必要と言えるでしょう。
常に長時間労働が必要
また、長時間労働が必要な点もコンビニ経営のデメリットです。
何事もそうですが、人件費が一番コストとしてカットしやすく、お金がかかる経費です。
そのため、ほとんどのコンビニ経営者は自分たち自らが出勤して、利益が残る戦略を取っています。
しかし、言い換えれば、年中無休で働き続けているもしくは、長時間労働をしていることを意味します。
したがって、コンビニ経営をすると長時間労働が当たり前になることは珍しくないのです。
食事がコンビニ飯ばかりになる
夫婦でコンビニ経営をすると、食事がコンビニの残り物になる可能性があるのも大きなデメリットです。
コンビニ経営では、ロスが大量に出てしまうからです。
そのままゴミ箱に捨ててしまわずに、自分たちのご飯にすることで毎月の食費を軽減できます。
結果、食事がコンビニで売っている食品ばかりになってしまうのです。
また、大量の商品を捨てる罪悪感があるのも、食事がコンビニの商品になってしまう理由でしょう。
体調を崩しやすくなる
夫婦でコンビニ経営をする最後のデメリットは体調を崩しやすくなることです。
コンビニ経営では以下のように、体調不良のきっかけになることが多くあります。
- 長時間労働
- 栄養がない食事
- 接客によるストレス
- 趣味の時間がない
コンビニ経営者は自分が休むと、売上が減り収入も少なくなってしまうので、ついつい働き過ぎがちです。
過労は当たり前ですが、身体に毒なので、結果的に体調を崩しやすくなってしまうのです。
まとめ:コンビニ経営を夫婦でしている人の年収は多くないので辞めた方がいい
本記事では、コンビニ経営を夫婦でしている人の年収事情について解説しました。
結論、夫婦でコンビニ経営をしている人の収入は【契約内容】や【売上】にもよりますが、年収500万ぐらいと決して多い数字ではありません。
また、長時間労働やプライベートの時間が無くなるといった様々なデメリットがあります。
仮に脱サラの方法として捉えているのであれば、気軽にできるものではないので、辞めておいたほうが多いでしょう。